ガイド
基本的な使い方
- インストール
- はじめに
- Vue インスタンス
- テンプレート構文
- 算出プロパティとウォッチャ
- クラスとスタイルのバインディング
- 条件付きレンダリング
- リストレンダリング
- イベントハンドリング
- フォーム入力バインディング
- コンポーネントの基本
コンポーネントの詳細
- コンポーネントの登録
- プロパティ
- カスタムイベント
- スロット
- 動的 & 非同期コンポーネント
- 特別な問題に対処する
トランジションとアニメーション
- Enter/Leave とトランジション一覧
- 状態のトランジション
再利用と構成
- ミックスイン
- カスタムディレクティブ
- 描画関数とJSX
- プラグイン
- フィルター
ツール
- 単一ファイルコンポーネント
- テスト
- TypeScript のサポート
- プロダクション環境への配信
スケールアップ
- ルーティング
- 状態管理
- サーバサイドレンダリング
- セキュリティ
内部
- リアクティブの探求
移行
- Vue 1.x からの移行
- Vue Router 0.7.x からの移行
- Vuex 0.6.x から 1.0 への移行
その他
- 他のフレームワークとの比較
- Vue.js コミュニティへ参加しましょう!
- チームに会おう
v2.x 以前のドキュメントです。 v3.x のドキュメントを見たい場合はこちら
動的 & 非同期コンポーネント
最終更新日: 2020年5月18日
このページは既にコンポーネントの基本を読んでいる事を前提としています。 コンポーネントを初めて使う方はそちらを先にお読みください。
動的コンポーネントにおける keep-alive
の利用
まず、is
属性を利用してタブインタフェースのコンポーネントを切り替えることができます:
<component v-bind:is="currentTabComponent"></component>
しかし、コンポーネントを切り替える時、コンポーネントの状態を保持したり、パフォーマンスの理由から再レンダリングを避けたいときもあるでしょう。例えば、タブインターフェースを少し拡張した場合:
投稿を選択し、 Archive タブに切り替えてから Posts に戻ると、選択していた投稿は表示されなくなります。 これは、新しいタブに切り替えるたびに、Vue が currentTabComponent
の新しいインスタンスを作成するからです。
動的コンポーネントの再生成は通常は便利な挙動です。しかし、このケースでは最初に作成されたタブコンポーネントのインスタンスがキャッシュされるのが好ましいでしょう。この解決策として、動的コンポーネントを <keep-alive>
要素でラップすることができます:
<!-- インアクティブなコンポーネントはキャッシュされます! --> <keep-alive> <component v-bind:is="currentTabComponent"></component> </keep-alive>
以下のようになります:
このように Posts タブがレンダリングされていなくても、自身の状態(選択された投稿)を保持するようになります。完全なコードは この例 を参照してください。
<keep-alive>
にラップされるコンポーネントは、全て name
を持つ必要があります。 コンポーネントの name
オプションを使うか、ローカル/グローバル登録を使用してください。
<keep-alive>
の詳細な情報については API リファレンス を参照してください。
非同期コンポーネント
大規模なアプリケーションでは、アプリケーションを小さなまとまりに分割し、必要なコンポーネントだけサーバからロードしたい場合があるでしょう。Vue では、コンポーネント定義を非同期で解決するファクトリ関数としてコンポーネントを定義することができます。Vue は、コンポーネントをレンダリングする必要がある場合にのみファクトリ関数をトリガし、将来の再レンダリングのために結果をキャッシュします。例えば:
Vue.component('async-example', function (resolve, reject) { setTimeout(function () { // resolve コールバックにコンポーネント定義を渡します resolve({ template: '<div>I am async!</div>' }) }, 1000) })
見ての通り、ファクトリ関数は、コンポーネント定義をサーバから取得したときに呼び出す必要がある resolve
コールバックを受け取ります。 ここでの setTimeout
はデモのためです。 コンポーネントの取得方法はあなた次第です。1つの推奨される方法は、 非同期コンポーネントと Webpack の code-splitting の機能 を使用することです:
Vue.component('async-webpack-example', function (resolve) { // この特別な require 構文は、ビルドされたコードを // 自動的に Ajax リクエストを介してロードされるバンドルに分割するよう Webpack に指示します require(['./my-async-component'], resolve) })
ファクトリ関数で Promise
を返すこともできるので、Webpack 2 と ES2015 の構文では以下のように動的 import が使えます:
Vue.component( 'async-webpack-example', // 動的 import は Promise を返します。 () => import('./my-async-component') )
ローカル登録 を使っている場合、Promise
を返す関数を直接与えることもできます:
new Vue({ // ... components: { 'my-component': () => import('./my-async-component') } })
もしあなたが Browserify ユーザで非同期コンポーネントを利用したいとしても、残念なことに作者は「非同期読み込みはBrowserifyがサポートするものではない」ことを明らかにしました、少なくとも公式では。Browserify のコミュニティーは既存の複雑なアプリケーションの役に立ちうる 回避策 を見つけました。その他の全ての場合、私たちはビルトインでファーストクラスの非同期サポートを理由に Webpack の利用を推奨します。
ロード状態のハンドリング
2.3.0 から新規
非同期コンポーネントのファクトリ関数は以下のような形のオブジェクトを返すこともできます:
const AsyncComponent = () => ({ // ロードすべきコンポーネント (Promiseであるべき) component: import('./MyComponent.vue'), // 非同期コンポーネントのロード中に使うコンポーネント loading: LoadingComponent, // ロード失敗時に使うコンポーネント error: ErrorComponent, // loading コンポーネントが表示されるまでの遅延時間。 デフォルト: 200ms delay: 200, // timeout が設定され経過すると、error コンポーネントが表示されます。 // デフォルト: Infinity timeout: 3000 })
上記の記法をルートコンポーネントに使用する場合、2.4.0 以上の Vue Router を使用しなければならないことに注意してください。