MIDIPort

インスタンスプロパティ

MIDIPort.id 読取専用

ポートの一意な ID を表す文字列を返します。

MIDIPort.manufacturer 読取専用

ポートの製造元を表す文字列を返します。

MIDIPort.name 読取専用

ポートのシステム名を表す文字列を返します。

MIDIPort.type 読取専用

ポートの種類を表す文字列を返します。以下のいずれかです。

"input"

この MIDIPort は入力ポートです。

"output"

この MIDIPort は出力ポートです。

MIDIPort.version 読取専用

ポートのバージョンを表す文字列を返します。

MIDIPort.state 読取専用

ポートの状態を表す文字列を返します。以下のいずれかです。

"disconnected"

この MIDIPort が表すデバイスはシステムから切断されています。

"connected"

この MIDIPort が表すデバイスは現在接続されています。

MIDIPort.connection 読取専用

ポートの接続状態を表す文字列を返します。以下のいずれかです。

"open"

この MIDIPort が表すデバイスは既に開かれており、利用可能です。

"closed"

この MIDIPort が表すデバイスは開かれていないか、閉じられた後です。

"pending"

この MIDIPort が表すデバイスは開かれていますが、その後切断されました。

インスタンスメソッド

このインターフェイスは EventTarget からもメソッドを継承します。

MIDIPort.open()

この MIDIPort に接続されている MIDI デバイスを明示的に利用可能にし、ポートへのアクセスに成功したら解決する Promise を返します。

MIDIPort.close()

この MIDIPort に接続されている MIDI デバイスを利用不可能にし、state を "open" から "closed" に変更します。ポートを閉じる操作が完了したら解決する Promise を返します。

イベント

MIDIPort.statechange_event

既存のポートの状態または接続状態が変化した時呼ばれます。

例

ポートとその情報を列挙する

以下の例では入力ポートと出力ポートを列挙し、それらの情報を MIDIPort のプロパティを用いて表示します。

function listInputsAndOutputs(midiAccess) { for (const entry of midiAccess.inputs) { const input = entry[1]; console.log( `入力ポート [type:'${input.type}'] id:'${input.id}' manufacturer: '${input.manufacturer}' name: '${input.name}' version: '${input.version}'`, ); } for (const entry of midiAccess.outputs) { const output = entry[1]; console.log( `出力ポート [type:'${output.type}'] id: '${output.id}' manufacturer: '${output.manufacturer}' name: '${output.name}' version: '${output.version}'`, ); } } 

利用可能なポートを選択リストに入れる

以下の例では、ユーザーが使用したいデバイスを選択できるように、入力ポートのリストを受け取ってそれらを選択リストに入れます。

inputs.forEach((port, key) => { const opt = document.createElement("option"); opt.text = port.name; document.getElementById("inputportselector").add(opt); }); 

仕様書

ブラウザーの互換性