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IDBObjectStore: openKeyCursor() メソッド

Baseline Widely available

This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since ⁨2020年1月⁩.

IDBObjectStore インターフェイスの openKeyCursor() メソッドは、result がマッチした結果の走査に用いることができる IDBCursor に設定される IDBRequest オブジェクトを返します。カーソルを用いてオブジェクトストア内のキーを走査するのに用います。

追加を行う操作が正常に完了したかを判定するには、結果の success イベントを監視してください。

構文

js
openKeyCursor() openKeyCursor(query) openKeyCursor(query, direction) 

引数

query 省略可

問い合わせを行うキー範囲です。単一のキーが渡された場合は、そのキーのみを含むキー範囲になります。何も渡されなかった場合は、オブジェクトストア内の全レコードを選択するキー範囲になります。

direction 省略可

カーソルが動く方向を決める IDBCursorDirection です。 有効な値は "next""nextunique""prev""prevunique" です。デフォルトは "next" です。

返値

この操作に関係する今後のイベントが発火する IDBRequest オブジェクトです。

操作に成功した場合は、この要求の result プロパティの値は以下になります。

  • 与えられたクエリーにマッチする最初のレコードを指す IDBCursor オブジェクト
  • マッチするレコードが見つからなかった場合は null

例外

このメソッドは、以下の種類のいずれかの DOMException を投げる可能性があります。

InvalidStateError DOMException

この IDBObjectStore または IDBIndex が削除済のとき投げられます。

TransactionInactiveError DOMException

この IDBObjectStore のトランザクションが実行中でないとき投げられます。

DataError DOMException

指定のキーまたはキー範囲が無効であるとき投げられます。

このシンプルな断片では、トランザクションを生成し、オブジェクトストアを取得し、カーソルを用いてオブジェクトストア内の全レコードを走査します。

js
const transaction = db.transaction("name", "readonly"); const objectStore = transaction.objectStore("name"); const request = objectStore.openKeyCursor(); request.onsuccess = (event) => { const cursor = event.target.result; if (cursor) { // cursor.key に走査中の現在のレコードのキーが入っている // openCursor と違って cursor.value は無いことに注意 // ここで結果を用いて何かする cursor.continue(); } else { // もう結果は無い } }; 

仕様書

Specification
Indexed Database API 3.0
# ref-for-dom-idbobjectstore-openkeycursor①

ブラウザーの互換性

関連情報