「Command + Tab」は、Macで最もよく使うキーボードショートカットの一つです。開いているアプリを素早く切り替えられるこの機能は、私の仕事に欠かせません。しかし、一度に多くのアプリを使いすぎる悪い癖のせいで、限界を感じ始めていました。
そんな理由から、私はお気に入りのアプリを起動したり切り替えたりするために、サードパーティ製の代替アプリを使っています。中でも一番のお気に入りが「Dory」($10)です。
Doryはどんな仕組み?

Doryを起動すると、まずアプリ切り替え用のキーボードショートカットを設定するよう求められます。
私はほかのmacOSショートカットと干渉しないように、右の「Command」を2回押す設定にしましたが、もちろん自分にとって最適な組み合わせを選べます。デスクトップMacを使っている人なら、キーボードとマウスボタンの組み合わせも可能で、これがまた便利です。
Doryのアプリスイッチャーは、3つのレイアウトから設定可能です。「リスト」「パレット」そして「ファン」です。
- リスト: 最もシンプルで、開いている全アプリを横一列に表示し、クリックして起動します。
- パレット: まるで色見本カードの束のようなユニークなレイアウトでアプリを表示します。
- ファン: 円形のメニューでアプリを並べます。
一文字キーで、目的のアプリへひとっ飛び

Doryのスイッチャーが便利なのは、各アプリの下に一文字のキー(例えば、Finderの下にはF)を表示してくれる点。そのキーを押すだけで、該当アプリに切り替えられるのです。
つまり、Doryのスイッチャーを開いてキーを1回押すだけで、お気に入りのアプリに移動できるということ。これは、普段から3〜4つのアプリを頻繁に行き来するような作業では、非常に役立ちます。
お気に入りアプリは専用キーで一発起動!

Doryで私の一番のお気に入りの機能は、特定のキーに特定のアプリを恒久的に割り当てて起動できることです。この機能はDoryの高度な設定から利用でき、Doryを単なるスイッチャーではなく、アプリランチャーとしても活用できます。
設定方法は以下の通りです。
- Doryの高度な設定を開き、Mac上のお好きなアプリを選択します。
- そのアプリを起動するための一文字(例えば、UlyssesならU)を割り当てます。
- 設定ページにあるロケットアイコンをクリックして機能を有効にし、ランチャーを呼び出すための起動ショートカットを設定します。
この設定が完了すれば、あとは起動ショートカットを押し、続けて割り当てた文字キーを押すだけ。
スイッチャーを整理して、さらに集中力アップ
Doryには、特定のアプリをスイッチャーから非表示にするオプションもあります。たとえば、常にバックグラウンドで開いているけれど、直接操作することは滅多にないようなアプリを隠すのに便利です。
Doryの高度な設定で、非表示にしたいアプリを選択し、その横にある目のアイコンをクリックするだけで、表示・非表示を簡単に切り替えられます。
Source: Dory