rulesync: 各種AIコーディングツールのMCPサーバーとignore設定ファイルの一括生成もサポートしました
はじめに
@dyoshikawaです。
先日、さまざまなAIコーディングツールのRuleやMemoryと呼ばれるようファイルを、単一のマークダウンファイル群で一括管理できるというコンセプトのNode.js製CLIツール、rulesync を開発したことを紹介しました。
そして、さらに便利に使えるよう、v0.35.0以降で次の機能を追加しました。
- MCPサーバーの設定ファイル(
cursor/mcp.json、Claude Codeの.mcp.jsonなど)の一括生成に対応 - ignoreの設定ファイル(
.cursorignore、.clineignore、Claude Codeではsettings.jsonのpermissions.denyなど)の一括生成に対応
MCPサーバーの設定ファイルの一括生成
cursor/mcp.json やClaude Codeの .mcp.json など、AIエージェントがToolとして呼び出せるMCPサーバーの設定ファイルです。
.rulesync/.mcp.json というファイルを作成しておくことで、それを元に各ツールのMCP設定ファイルを一括生成できます。
// .cursor/mcp.json や .mcp.json と同じように記述 { "mcpServers": { // https://github.com/github/github-mcp-server を設定する例 "github": { "command": "docker", "args": [ "run", "-i", "--rm", "-e", "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN", "ghcr.io/github/github-mcp-server" ], "env": {}, // ここだけrulesyncオリジナルの項目。該当MCPサーバーを適用するAIコーディングツールを指定できます。 "targets": ["claudecode", "cursor"] }, // https://github.com/yoshiko-pg/o3-search-mcp を設定する例 "o3-search": { "command": "npx", "args": ["o3-search-mcp"], "env": { "SEARCH_CONTEXT_SIZE": "medium", "REASONING_EFFORT": "medium" }, "targets": ["claudecode", "cursor"] }, } } ちなみにo3-search-mcpはすごく良くて実際に使っています。
ignoreファイルの一括生成
主要なAIコーディングツールでは、機密情報をAIに読み書きさせないためにファイルの除外(ignore)リストが設定できるようになっています。例えば「本プロジェクトの credential.json はAIによる読み書きを禁止する」といった具合です。
.cursorignore や .clineignore、そしてClaude Codeでは settings.json の permissions.deny に記述する Read(path/to/file) などが該当します。
# .gitignoreや.cursorignoreと同じように記述 credential.json 実際に各ツール向けに生成してみる
では実際に試してみます。
上記で例示した .rulesync/.mcp.json と .rulesync/.ignore を作成し、以下を実行します。
npx rulesync generate --cursor --claudecode これで対象ファイルが生成されます。
MCP設定が有効に機能しているか確かめてみましょう。CursorとClaude Codeからo3-search-mcpを呼んでみます。

Cursorからo3-search-mcpを利用

Claude Codeからo3-search-mcpを利用
このようにMCPサーバーの呼び出しができました。
おわりに
以上、拙作のCLIツール rulesync の新機能を紹介させていただきました。
複数のAIコーディングツールの設定管理にペインがありましたらぜひお試しいただけると幸いです。








